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キャンピングカーの水回りってどうなってんの?

2024/12/25


キャンプ、キャンピングカーが大好き!三重県出身のシンガーソングキャンパー「あつ」です!こちらのコラムを担当させて頂いておりますので、よろしくお願いいたします!
こちらのコラムでは、キャンピングカーユーザーとして、これからキャンピングカーの購入を考えている方や興味を持っていらっしゃる方に、「そこんとこ実際どうなの?」という疑問点をわかりやすくお伝えしていきたいと思っております!

キャンピングカーの構造要件

これまでのコラムで「キャンピングカーならではの装備」についてご紹介してきましたが、そもそも何をもってキャンピングカーと呼ぶのか?という疑問が出てきますね。

キャブコン、バンコン、トレーラーなど一般的なキャンピングカーは、8ナンバー(特種用途自動車)になっています。2022年4月に法改正があり緩和された部分もありますが、この8ナンバー登録のためにはいくつかの構造要件を満たす必要があるんです。

 

ザクっと簡単にご説明いたしますと、まずは就寝設備においては、乗車定員の3分の1以上の大人用のベッド(就寝設備)を備えている必要があります。また、キッチンでの室内高が1,600mm以上(法改正により、調理台の高さが850mm以下の場合は1,200mm)である必要があります。

そして、今回深堀しようと思っている「キャンピングカーのキッチンや水回り」にも、8ナンバーの構造要件が大きく関わってくるのです!

キャンピングカーに求められる水道設備

キャンピングカーの構造要件では、「10L以上の給水タンクと排水タンクが必要」となっていて、さらにその給水タンクの水をシンクのような水を溜められる場所で使える水道設備が備わっている必要があります。

現代人は蛇口があれば家の水道と同じように、どれだけでも水が出てくると思いがちですが、キャンピングカーの水はタンクに貯水してある水を使う形になるので、タンクの容量も重要になってきます。給水タンクに入った綺麗な水をシンクなどで使った後、排水タンクに溜まる仕組みになっているので、給水タンクだけでなく排水タンクも必要となります。

 

タンクは備え付けタイプでも取り外しできるタイプでもどちらでもいいのですが、取り外しタイプの場合、タンクに水を入れて運ぶ必要があるので、持ち運びやすい10L~20Lくらいのものが多いですね。また給水タンクと排水タンクの容量が違う場合も、それぞれ10L以上であれば問題はありません。

 

車内で水を使う場合は、水の残量も気になります。また排水タンクがいっぱいになると、排水が逆流してきます。そんなことを防ぐためにも、給排水タンクの残量を表示するモニターがあると便利ですね!

マルチルームでシャワーを使用する場合も

キャンピングカーの水道設備は、キッチンに限ったことではありません。キッチンとは別にマルチルームに洗面所があったり、シャワーが使えるタイプも増えています。

キッチンの給水タンクと別にタンクを備えている場合もあれば、キッチンでもマルチルームでも同じ給水タンクから使えるように大型タンクを備えている場合もあります。

 

大型タンクの場合、水を入れて運ぶことはできませんので、車外からホースなどで直接タンクに水を入れられる給水口が付いています。

 

大型タンクはソファーの下などキャンピングカーの内装に組み込まれている場合があり、給水口から水を入れることができても、タンクの中を確認したりメンテナンスできないものもあります。

 

衛生面も考えると、タンクに蓋などが付いていて、そこから中を確認できたり清掃できるタイプがオススメですね!

さらに便利な温水設備

給水タンクの水を使う時、特にマルチルームでシャワーを浴びる時には、温水が使いたいですよね!水を温めるためには、電気温水器や温水ボイラーなどを使います。中には、エンジンの熱を利用したヒートエクスチェンジャーが装着されている車種もあります。

タンクの中の水を全て適温のお湯に沸かせる場合と、水の一部を50~80度くらいに沸かして水と混ぜながら使う場合とあります。後者の場合、そのお湯を使い切ってしまうと再び水を沸かす必要があります。冬の場合は特に時間がかかるので、家族全員がシャワーを浴びようと思うと、一人目、二人目が入った後、再び沸かして3人目…という感じで、シャワーだけで3~5時間かかる場合もあります。

 

余談ですが、上級車種の中には車の燃料を使って車内を温めるエアヒーターと温水ボイラーの両方の機能を持った装置(ボイラー&ヒーター)を備えているものもあります。

キャンピングカーに求められる炊事設備

さて、水回りの話ということでシャワーの話に飛んでしまいましたが、キッチンの話に戻ります。

キャンピングカーの構造要件を満たすには、炊事設備も必要となります。つまり、調理ができるコンロや電子レンジなどが備わっていることが必要なんです。コンロは備え付けられたものではなく、カセットコンロなどでも問題ありません。

 

また安全面を考え、コンロ周辺の壁や天井は耐熱性や耐火性の素材で作られていなければなりませんし、コンロのそばには窓か換気扇が設置されていなければなりません。

さらに、30cm×20cm以上の調理に使用する作業スペース(平面)が必要など、様々な要件があります。

キャンピングカーのキッチン

では、ここからキャンピングカーの構造要件ではないですが、キャンピングカーのキッチンにあったら便利な装備について深堀りしていきます。

先ほどの炊事装備に中でも触れましたが、要件としてはコンロか電子レンジなど調理ができるものがどちらかがあればいいのですが、当然両方あった方が便利ですよね!

電子レンジを使用するためには大容量のインバーター(12Vから100Vに変換する機器)が必要になるので、装備するには少しハードルが高いですね。

なお電子レンジは回転テーブルがあると、走行中の振動で割れることがあるので、走行中は取り外しておくなどの注意が必要です。回転テーブルがないタイプなら安心ですね!

構造要件ではないけど、あると便利な冷蔵庫

キッチンで一番存在感がある家電といえば、やっぱり冷蔵庫。キャンピングカーの構造要件に冷蔵庫は入っていませんが、ユーザーとしては外せない装備ですよね!今は電気が主流ですが、昔はガス・12V・100V対応の冷蔵庫もありました。

サイズも様々ですし、冷凍庫があるもの、ないもの、扉の開け方も家の冷蔵庫のように横開きのものもあれば、クーラーボックスのように上開きのものもあります。

 

写真はダイレクトカーズの「TRIP」ですが、このように冷蔵庫と冷凍庫が分かれている2ドアタイプ、しかも大容量なのは、業界的にもまだまだ珍しく非常にありがたいです!

キャンピングカーの水回りとキッチンについて

いかがでしたか?今回はキャンピングカーの水回りとキッチンについてご説明いたしました。キャンピングカーの構造要件にも多く関わっているキッチン周り。キャンピングカーによって、それぞれの使い勝手も変わってきますので、よく使う装備だからこそ、キャンピングカー選びの際にはこだわって頂きたいと思います。