DIRECTCARS©  LAC

「ダイレクトカーズ」の特別仕様車を三重県・災害即応出動車として納車!

2025/03/24


キャンプ、キャンピングカーが大好き!三重県出身のシンガーソングキャンパー「あつ」です!こちらのコラムを担当させて頂いておりますので、よろしくお願いいたします!
こちらのコラムでは、キャンピングカーユーザーとして、これからキャンピングカーの購入を考えている方や興味を持っていらっしゃる方に、「そこんとこ実際どうなの?」という疑問点をわかりやすくお伝えしていきたいと思っております!

今回は、ダイレクトカーズが三重県に納車した「災害即応出動車」をご紹介します!

「災害即応出動車」納車報告式

少し前に、「防災とキャンピングカー」について考察したことがありましたが、自治体としても「防災」という面でキャンピングカーに注目しているようです。この度「三重県」が「災害即応出動車」として「ダイレクトカーズ」のノウハウを生かしたハイエースを公用車として導入したというので、三重県庁で行われた納車報告式に行ってまいりました!

厳密にいえば、キャンピングカーの要件である「シンク」が取り付けられていないのでキャンピングカーとは言えないのですが、キャンピングカービルダー「ダイレクトカーズ」のシート展開、電装システムなどのノウハウを生かし、”災害時に即応でき、平常時には通常業務で使える公用車”が誕生したのです。こういった取り組みは全国的にもまだ珍しく新たな防災対策モデルとして注目されそうですね!

2024年1月1日に起きた能登半島地震の際、三重県から派遣した職員から「休む場所を確保できず、市役所の廊下で寝泊まりしている」という報告を受けた一見勝之三重県知事は「直ちに宿泊施設を確保する必要がありました。」と「納車報告式」で振り返りました。また「今回こちらの車両を持つことで県自体が支援に行きやすくなり、今後の支援に対する大きな武器になると思います。」と締めくくりました。


一方「ダイレクトカーズ」は、全国自治体から派遣された応援職員の寝泊りの場所として、RV協会を通じて石川県珠洲市にキャンピングカーを届けた実績もあります。フルフラットの就寝スペースを備えていることで、エコノミー症候群の予防に役立ち、災害時に不可欠な情報収集のための通信機器の電力も確保できるキャンピングカーは、災害時に簡易宿泊所、移動可能な避難シェルターなど様々な用途で活用されることが実証されました。

「災害即応出動車」の納車報告式では、災害時を想定して作業服の職員さんが、フルフラット状態のシートに寝る様子や机を囲み座ってパソコン作業をする様子なども実演されました。

三重県「災害即応出動車」はどんな車?

では、三重県に納車された「災害即応出動車」はいったいどんな車なのか?納車される直前に取材してきましたので、詳しくお伝えします!

まず、ベースとなる車両はトヨタ・ハイエースワゴンGL(ワイドボディー、ミドルルーフ)の4WDです。

3ナンバーのハイエースワゴンGLは通常、最大10人乗りですが、今回の「災害即応出動車」は3ナンバーのまま5人乗車仕様になっています。そうすることで、災害時の避難スペースの確保、物資運搬の利便性を最大限に高めています。

セカンドシートに、リクライニング・スライドが可能なレボシートを採用することで、状況に応じて乗車モード、フルフラットモードなどシートレイアウトを簡単に変更することができます。

またスライドレールも長く可動範囲が広いので、写真のようにシートを折り畳むことで荷室の拡張も可能です。被災地へ物資を運ぶ際にはより多くの荷物を積めるので便利ですね!

三重県「災害即応出動車」の特別な装備は?

続いて今回の「災害即応出動車」の装備についてご紹介します。災害時にも安定した電源供給が可能な200Ahの大容量リチウムイオンバッテリー、最大1,500Wのインバーターが搭載されています。停電時にも、照明や通信機器、医療機器などの電源を確保でき、避難所や救助活動の拠点として活躍が期待されますね!

また、エンジンをかけずに暖房を使用できるFFヒーターも装備しており、寒冷地や冬季の避難時にも快適に過ごすことができます。

バッテリーの残量が一目でわかるディスプレイやFFヒーターのスイッチ、コンセント、シガーソケット、USBなどが一か所にまとまっているので、初めて使う人にも分かりやすくなっています。

三重県「災害即応出動車」の外装には防災カラーの特別デザイン

こちらの三重県「災害即応出動車」の外装には、防災カラーの特別デザインが施されています。矢印のデザインは、被災地に迅速に駆けつけることをイメージした派遣先を示すものであり、「青」は 三重県の「海」を、「赤」は 防災活動に取り組む隊員の「情熱」を象徴しており、「白」は 三重県の特産品「真珠」を表現しています。

三重県の防災ヘリと同様のカラーを採用することで、県全体での防災意識の向上を目的としています。

多気町、RVパークVISON、ヴィソン多気と地域災害協定

防災といえば、つい先日(3月10日)ダイレクトカーズは、多気町とRVパークVISON、ヴィソン多気と「地域災害協定」の締結をしたばかりです。この協定は、多気町内で大規模な地震や風水害などの災害時に、車中泊施設、キャンピングカーを提供するというもの。ヴィソンには広大な敷地と風呂や食事を提供できる場があり、同施設内にある「RVパークVISON」は国内最大級の車中泊施設となっているため、そこに動くシェルターのような役割を果たすキャンピングカーが提供されれば、多気町としてもかなり心強いですね。

ダイレクトカーズはこれまでも、このような地域災害協定を神奈川県厚木市、藤沢市、三重県鈴鹿市、津市、松阪市とも締結しており、「企業として災害時にキャンピングカーを通じて社会貢献していきたい」と話す百田社長の思いが伝わってきます。

新しいキャンピングカーの活用モデル

いかがでしたか?今回は三重県に導入された「災害即応出動車」をご紹介いたしました。

動画でもご紹介しております!詳しく知りたい方はこちらもご覧ください♪

https://youtu.be/m1UQikPHxxM

今回は公用車なのでシンクなどの装備はありませんでしたが、企業の場合は従業員の福利厚生や社員研修用にキャンピングカーを導入するケースもあります。今後、自治体や企業に新しいキャンピングカーの活用モデルが広がっていくことを期待したいですね!

ちなみに現在「ダイレクトカーズ」ではハイエース祭りを開催中(2025年5月31日まで)です。簡単な車中泊仕様から本格的なキャンピングカーまで、さらには今回のような災害時向けの特別仕様車も、お気軽にご相談くださいね!